1. Perfectly Beautiful

パーフェクトリー・ビューティフル

 

君が僕の手を取った

この瞬間

時計を止められたらいい

 

君は全てを鮮やかにする

このもろく、壊れやすい人生で

君は僕がここに存在している理由

 

君は僕の毎日を明るく照らす

日差しの中で何もかもが見えなくなるほど

 

*君はこの上なく美しい

本当だよ、その美しさは完璧

君は何をしても

こんなにも美しい、君は

 

君の目を通して見る世界は

驚きと不思議で満ちている

見慣れた物が生まれ変わったように映る

 

僕の気持ちを表すのに

決まった公式も答えも

レシピもルールもない

 

君の無邪気さは空に届く

その清らかさは蝶のよう

 

*繰り返し

2. Follow Me フォロー・ミー

 

乗り越えるのには時間がかかる

君は何とかなると思った

大丈夫だと信じて飛び込んだのに、だめだったんだ

騙されるなんて、バカだよ

僕が君の重荷を背負ってあげる

ついておいで

君を行かせやしないよ

ついておいで

引き波から君を救ってあげよう

ついておいで

この川の流れに乗っていこう

 

暗く陰鬱な空に包まれていたら

井戸が枯れてしまうような気分

君は崖っぷちでためらっている

揺れ動く、頭で考えた言葉は信じられない

ただ時間が欲しい

*くりかえし

 

分かってるよ

じきに

見えてくる

それが愛なら

信頼は強くなる

ついておいで

3. You and I ユー・アンド・アイ

 

ああ、君が僕の名を呼ぶその呼び方が好き

アイスホッケーよりも君が好き

音楽よりも キューザックの映画よりも 友達と夜遊び歩くのより君が好き

焼きたてのパンより 福沢諭吉より 長い週末より君が好き

君が傍にいるといつも聞こえてくる歌

君が傍にいると心に響いてくる、本当だよ

僕らふたり何だかうまくいく

僕と君は一緒だとすごくお似合いさ

面倒くさい話なんかじゃない

幸せな日々は永遠に続くのさ

どんな天気だってかまわない

僕の全てを君にあげるよ

 

ひとりで目覚めるのは嫌だよ

電話を切る瞬間も嫌い

君がいなけりゃ、恋愛映画もサクランボの香りの口紅も嫌いさ

君が嫌いなトーフは僕も同じくらい嫌い

*繰り返し

僕たちふたりこんな所まで来たけど

なんてことない道のりだったね!

4. Every Sunrise エブリー・サンライズ

 

やってみるだけなら傷つきはしない

コップにはまだ半分も残っている

誰にも分からないさ

僕に案内役をさせても傷つきはしない

安らぎと静けさで君の家をいっぱいにしよう

君さえよければ

日が昇るたび

空に浮かぶ僕らの物語に色をつけよう

日が昇るたび

君のつらい人生の海へと船をこぎ出そう

 

海図にのらない未来へ君を案内しよう

この果てしなく広がる宇宙を超えて

*繰り返し

 

君が去っていく姿なんか見たくない

君が泣く姿なんか見たくない

泣かないで……

*繰り返し

5. I Feel Nothing Now

アイ・フィール・ナッシング・ナウ

 

今日空は灰色だった

今夜は星も姿を見せない

 

何の味もしない食事

かかってくるのは要らない電話

心の中

今は何も感じない

心の中

今は何も感じない

 

あの頃を思い出す

何の偽りも無く素直に言えた

 

胸いっぱいに外の空気を吸い込んで

そして酔いしれたあの頃

*繰り返し

6. It Can Be Yours イット・キャン・ビー・ユアーズ

 

ひと気のないビーチで夕日を見てごらん

それを君にあげる、君の物だよ

 

寝転がって流れ星を見る

それを君にあげる、君の物だよ

 

心をこめてラブソングを書くよ

それを君にあげる、君の物だよ

 

君を雨の中から太陽の下へ連れ出してあげよう

それを君にあげる、君の物だよ

毎日君と一緒にいるチャンスが欲しい

君を迷子にしないから

閉じたドアを全部開けて

僕をリストの一番にのせて

君の物だよ

 

夜遅くまでダンスしようよ

君にあげる、君の物だよ

 

泣きたい時には肩をかすよ、君がよければ

君にあげる、君の物だよ

 

すぐそこに君と一緒の人生が見える

考えたこともないくらい高く君を連れて

行ってあげる

*繰り返し

7. Tears Carved in Stone

ティアーズ・カーブド・イン・ストーン

 

皆を笑わせたら良いことがある あなたのために皆が傍にいてくれる

ほほえみを分かち合えば すぐに誰かがやって来る

でも 無意識にいつも苦しみを口にすれば

すぐに誰もあなたを慰めてはくれなくなる

笑いなさい そうすれば 世界も一緒に笑う

泣きなさい そうすれば あなたはひとり

歌いなさい そうすれば あなたの声は空に響く

すすり泣いてもただ風が吹くだけ

涙は石を刻んだ

 

幸せなら友達は大勢ひっきりなしにやって来る

歌を歌いなさい そうすれば皆はあなたの傍にやって来る

でもため息をつけば 高価なワインだって人をつなぎとめてはおけない

だから、胸を張って元気の素を見つけて輝きなさい

 

パーティーを開きなさい 玄関くらいは人でいっぱいになる

お金も、幸せも分け与えなさい そうすれば人生退屈はしない

たった一人で酒を飲めば 酒瓶は乾く

食事をしなければ 空は曇り 世界はあなたを振り向きもしない

*繰り返し

孤独があなたの家になる

8. Dead Lines デッド・ラインズ

 

今夜は 赤ワインのボトルとペンそれからギターを持って腰を下ろす

君へのラブソング、思い浮かべられる君の全て書き留めるために

外は月が昇り、寒さと静けさが忍び寄る

だから、使い古された決まり文句を次から次に書いて行く、してはいけない事なのに

 

冬は止められない

こんな決まり文句

穴だらけ言葉

ずっと昔から言い尽くされてきた言葉

 

*空っぽの言葉

ページからページへと続いて行く

君への思いを告げられず

錆びた心から出た

くたびれた言葉たち

君にあげなきゃいけないのはこんな言葉じゃない

 

君は日曜の朝、ベッドで食べる朝食

一番に心に浮かぶ人

君はラブソングの全て、君は春

君は世界中の素敵な物全て

 

季節は止められない

こんな決まり文句

穴だらけの言葉

ずっと昔から言い尽くされてきた言葉

 

*繰り返し

空っぽの言葉じゃない×

 

海は止められない

こんな決まり文句

穴だらけの言葉

ずっと昔から言い尽くされてきた言葉

9. Gonna Have Days ゴナ・ハブ・デイズ

 

ベッドの反対側からおりて

転んで頭を打った

仕上げに

ベッドにつま先をぶつけた

 

うわ、遅刻だ

コーヒーは冷めちまった

犬が散歩をせがんでる

今日は、なんだか老けちまったみたいだ

いろんなことが滅茶苦茶な、そんなついてない日もたまにはあるさ

一人でいる方がまし

何もかもうまくいかない、そんなついてない日もたまにはあるさ

気をしっかりもたないと

 

妻がどなってる

「約束を忘れないでよ」

子供らが台所でけんかしている

僕には腕は2本しかないんだよ!

 

洗面台を修理しないと

みんながそう言ってる

ありきたりの生活に

頭痛の種がまた一つ

*繰り返し

 

息抜きが必要さ、大きく息を吸って

人生こんな日もあるさ

何もかもうまくいく訳ないさ 列車転覆だって

ナイフみたいに刺さることだってある

 

いつも何かを忘れてる

ドアの外に出られない

まだ一日が始まってもいないのに

もうおっくうなんだ

*繰り返し

10. You Stole My Cool

ユー・ストール・マイ・クール

 

僕を知っている人たちに

何て言ったらいいんだろう

皆が何を考えているかわかる

難しいことじゃない

二人が慌てて通り過ぎた時

サインに気づくべきだった

目の前の出来事なのに、強い風で目が

見えなくなってた

欲しい物は全て

町から消えてしまった

打ちひしがれ、ここにたたずんでいるのは僕

僕が欲しいのは君だけ

僕の人生はすっかり変わってしまった

君はやって来てそして去って行った、僕は自分を見失ってしまった

 

おしゃべりが弾んでいた家

今は静けさの中、響く雑音

ここには何もない、むなしさだけ

もう僕には何もあげるものがない

 

*繰り返し

 

君がここにいないなんて信じられない

冷めたモーニングコーヒーが残ってる

君が残したのはたったそれだけ

何もかもが消えてしまった

 

車で去っていく君

遠く消えて行く

僕の目が車のバックミラーを捉える

まだ明けきらない灰色の中 

そこに映るのは男の目

*繰り返し

11. Road to London ロード・トウ・ロンドン

 

あの子はこの町の名を世界にとどろかすだろう、と誰もが言った

行く先々でみんながあの子を讃えた

毎日あの子の首にはメダルが輝き、破れない記録などなかった

誰もがあの子を褒め讃えたけれど、そんなこと気にも留めなかった

 

毎日が同じように過ぎて行った

それは軍隊のようにやって来た

丘を見上げたあの子の目には

ロンドンで花開く人生が見えた

 

彼が学校にやって来たとき、誰もが映画の中にいるような気がした

女の子なら誰でもときめく、はにかんだ微笑みと寂しげなまなざしをしていた

必ずやって来る春のように、こうなるのは当たり前だと誰もが思った

ふたりの結婚の日、太陽は明るく輝き、教会の鐘が鳴り響いた

 

けれど何の変哲もなく日々は過ぎていく

それは軍隊のように設営を始めた

丘の向こうを見つめるあの子の目には

いつかロンドンで踊る自分の姿が見えた

 

彼は酒に溺れることも無く、良い人のままだった

何も不満はなかった

けれど、皆が彼女を見つめる期待のまなざしは

石のように心に重くのしかかった

 

時折、都会から戻った友人たちと会った

皆は都会の素晴らしい話をした

私の番はいつやってくるのかしら

あの子は退屈な日々を、友人たちは刺激的な生活を送った

 

毎日が同じように過ぎていく

軍隊は遂に支配を始めた

あの子が丘を見上げると

ロンドンへの道は倒れた木で閉ざされてしまった